アイダクグ

Cyperus brevifolius var. brevifolius 間莎草 別名:タイワンヒメクグ
カヤツリグサ科 カヤツリグサ属
高さ10〜30cm 1年草又は多年草
花:7〜10月、球形〜やや楕円形(楕円形が多い)の頭状花序、緑色、無柄、径5〜12mm、長さ5〜8o

《名前の由来》 

《場所》本州(関東以西)、四国、九州、沖縄:路傍、畦、湿地、休耕田など湿った場所

さいたまで

沼のある公園でヒメクグがたくさんあるなあと思ったけど よく見ると花穂の形が長め。アイダクグでした。
沼から遠い草地にあった。ヒメクグは沼の周りにあるような。
アイダクグ
'21.10.04

苞葉は下向きについているけれど 一枚は上の方に伸びているのがあった
花序は楕円形
アイダクグ
'21.10.04
"花序は 密に小穂がついた球形〜やや楕円形(楕円形が多い)の頭状花序、緑色、無柄、径5〜12mm、長さ5〜8o"
"苞葉:葉身は2〜4枚、葉状で長い。水平からやや下向きにつく。最下の苞葉が直立しているときもある。"

苞葉の最下の1枚は横に伸びている
アイダクグ
'21.10.04
花穂は楕円形
直径5o強、長さ8oぐらいだった
アイダクグ
'21.10.04

すこしもらってきた
長さ20pぐらい
アイダクグ
'21.10.04
"高さ10〜30cm。葉は柔らかく扁平、幅2〜3mm、やや平滑"

葉鞘付近
アイダクグ
'21.10.04
"基部の鞘は褐色または赤褐色を帯びる"

根元の様子
アイダクグ
'21.10.04

匐枝があった
アイダクグ
'21.10.04
"根茎は赤色を帯び、横に伸びて匍枝状になる"

花穂は下にもう一個花序が張り出してついているのもあって 小さな苞葉の下についていた
アイダクグ
'21.10.04

小穂はびっしりついている
アイダクグ
'21.10.04

小穂
鱗片の先は少し反曲する点が ヒメクグは反らないので区別点になる。長さは2.6oぐらいあった。
鱗片の下側(画像では右側)に小さい鱗片がついているので 鱗片は4個になる。
アイダクグ
'21.10.04
"小穂は長さ2.2〜3.5mm、長楕円形、完熟すると基部から脱落
大きい2個の鱗片は卵形、先端はわずかに反曲、淡緑色、細脈がある、長さ約3oと約2.5o。
大きい鱗片の竜骨は緑色、上向きの小刺がある。"

鱗片の背に棘状のものがある。ヒメクグとの区別点になる。
アイダクグ
'21.10.04

鱗片を開けてみると果実が見える。鱗片の半分ぐらいの長さ
アイダクグ
'21.10.04
"2番目の長さの鱗片に両性花がつき結実する"

果実(そう果)はまだ熟していないようだ
アイダクグ
'21.10.04

柱頭は2岐
アイダクグ
'21.10.04
"広倒卵形で長さは鱗片の約1/2。1〜1.3o、倒卵形(惰円形)、 花柱はそう果とほぼ同長。"

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