ヒカゲスゲ

Carex lanceolata 日陰菅
カヤツリグサ科 スゲ属
高さ10〜40p 多年草
花:4〜6月、頂小穂は雄性、側小穂は雌性

《名前の由来》 林の日陰に生えることから。

《場所》 北海道〜九州:山野の明るい林内、林縁、草地など

柱頭は3岐。 いしのまきの低山の細道のわきで
茎は葉より高く立っているらしいけれど 果実気のせいか長く伸びて倒れ気味になっていた。 密に叢生。
ヒカゲスゲ
'23.04.21
花期は茎が葉より先に伸びて高くなるそうだ。

花穂
ヒカゲスゲ
'23.04.21

少しもらってきた
ヒカゲスゲ
'23.04.21

基部
ヒカゲスゲ
'23.04.21
”基部の鞘は長い葉身があり、栗褐色で繊維状に分解する”

花穂
ヒカゲスゲ
'23.04.21

葉と茎
葉の幅は1.5oぐらいだった
ヒカゲスゲ
'23.04.21

頂小穂は雄性で側小穂は雌性
雄小穂と雌小穂がほとんど同じ高さになることも多いようだ
雄小穂1.3p 雌小穂1.8pぐらいだった
ヒカゲスゲ
'23.04.21
”頂小穂は褐色、雄性で長さ1〜1.5p。側小穂は雌性で長さ1〜2p”

雌小穂
ヒカゲスゲ
'23.04.21

雄小穂
ヒカゲスゲ
'23.04.21

鱗片に包まれた果胞
雌鱗片は果胞より長い
ヒカゲスゲ
'23.04.21

雌鱗片
ヒカゲスゲ
'23.04.21

果胞
長さは3oぐらいだった
ヒカゲスゲ
'23.04.21
毛が沢山生えている。嘴はほとんどない。柄がある。
嘴がほとんどない点が似た種類との見分けポイントになるそうだ
ヒカゲスゲ
'23.04.21
”果胞は長さ約3mm、ほとんど無嘴、密に毛があり有脈、基部は海綿質の柄状になる”

別の山で
ヒカゲスゲ
'23.05.25


ヒカゲスゲ
'23.05.25

ヒカゲスゲ
'23.05.25
”小穂は茎の上部にやや疎らに3〜6個”
柱頭は3岐
ヒカゲスゲ
'23.05.25

根元
ヒカゲスゲ
'23.05.25

小花
ヒカゲスゲ
'23.05.25

雌鱗片と果胞
長さは鱗片3.5o強、果胞3oぐらい
ヒカゲスゲ
'23.05.26

果実 3稜形
ヒカゲスゲ
'23.05.25
熟すと濃褐色
ヒカゲスゲ
'23.05.25
”果実は長さ2.5〜2.8o、3稜形、濃褐色に熟す。”

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