ヒンジガヤツリ

Lipocarpha microcephala 品字蚊帳吊
カヤツリグサ科 ヒンジガヤツリ属(カヤツリグサ属とすることも)
高さ5〜30cm 1年草 全体が緑白色で小型
花:6〜10月、緑白色、卵形の花穂数個、3・4個が多く品の漢字に見える

《名前の由来》 花穂がひとつの茎に3個つく様子が品の字形になるから

《場所》 本州、四国、九州、沖縄:水田の畦、休耕田、湿地など

さいたま市で
お寺の向かいの手作り田んぼの近くの休耕田の端でみつけた
ヒンジガヤツリ
'21.07.31

頭状花序が3個のも4個のもある。どちらも横から見ると 漢字の「品」になっている^^
苞は下に向かって伸びている
ヒンジガヤツリ
'21.07.31
"多数の小穂が密に集まった縦長の球形の頭状花序が3〜5(普通3)個、茎頂につく"

ヒンジガヤツリ
'21.07.31

苞は3個あった
ヒンジガヤツリ
'21.07.31
"苞葉は2〜3枚、長さ1〜10pで花序より長い、斜めに下に下がる。"

下から熟して果実と鱗片が落ちて軸が見ているのがけっこうあった
ヒンジガヤツリ
'21.07.31

ヒンジガヤツリ
'21.07.31

同じ株でもまだこれから伸びるのもたくさんある
まだ苞は上向き
ヒンジガヤツリ
'21.07.31

すこし頂いてきたので全体の様子
ヒンジガヤツリ
'21.07.31

根元の方
ヒンジガヤツリ
'21.07.31

小花の鱗片の中助は短い芒になって反り気味
ヒンジガヤツリ
'21.07.31

そう果は線形で透明な膜につつまれている
柱頭は2岐だそうだけど これだと分かりにくい
ヒンジガヤツリ
'21.07.31

小穂は1小花。鱗片と果実
鱗片は1.5oぐらい、果実は1oぐらいだった
ヒンジガヤツリ
'21.07.31
"果実は長さ0.7〜1o、幅0.15〜0.2o、披針形、2枚の透明な薄膜に包まれる"

小穂の下の方は果実がはずれそうになっていた
触ったせいかもしれないけど
ヒンジガヤツリ
'21.07.31

鱗片
ヒンジガヤツリ
'21.07.31

全体を1つの花序とし、多数の小花が集まった球形のものを1小穂とする説もあるそうだ。


間違いやご意見、ご感想などありましたら、すみれ想のメールフォームからご連絡をよろしくお願いいたします。