フトイ

Schoenoplectus tabernaemontani 太藺
カヤツリグサ科 フトイ属
高さ1〜2.5m 多年草 茎は円柱形 大型
花:7〜8月、花序は側生、小穂は褐色、

《名前の由来》 イグサ科のイグサに似ていて茎が太いので

《場所》 北海道、本州、四国、九州、沖縄:池や沼の岸辺、水路、湿地など

いしのまきで

川向いの沼で大型のカヤツリグサ科が群生していました。
茎は円いのでフトイだと思います。
フトイ
'17.07.15

花序は枝が多く垂れさがっています。
フトイ
'17.07.15
"花序は側生、やや下垂、苞葉は花序より短い。数本の花序枝に1〜3個の小穂。"

フトイ
'17.07.15

根元の様子
葉身がなく葉鞘が薄茶色
フトイ
'17.07.15

まだ緑色して垂れ下がっていない花序
フトイ
'17.07.15

"小穂は狭卵形、開花時は淡黄緑色だが、熟すと赤褐色を帯び、長さ5〜10mm"

小穂は長い 9mmぐらいあった
フトイ
'17.07.15

先はとがっている
フトイ
'17.07.15

苞葉は花序よりだいぶ短い
フトイ
'17.07.15

隣りの市の沼でウキヤガラ(右側)と一緒に
フトイ
'18.07.22

まっすぐ立っています
フトイ
'18.07.22

さいたまで 5月に見たのは まだ垂れていない
花が早いけれどフトイと思った。違ってるかもしれない
フトイ
'21.05.30

雌しべの柱頭が出ています
フトイ
'21.05.30

フトイ
'21.05.30

葉身は少しあるというのかなあ
フトイ
'21.05.30

下は葉鞘だけ
フトイ
'21.05.30
"葉身は退化"
上の方にちょっと葉身があるのもある
フトイ
'21.05.30

葉の表というか内側
フトイ
'21.05.30
"茎:白緑色、円柱形で、幅7〜25mm"

フトイ
'21.05.30

下の方の茎の断面
フトイ
'21.05.30
"茎は中実"

柱頭は2岐
フトイ
'21.05.30

下の方をばらしてみると柱頭と葯の古いのがあった。鱗片の縁に毛が見える
果実も見える
フトイ
'21.05.30
"鱗片は薄膜質、広倒卵形、長さ3.0〜3.7mm、縁と上部に毛がある。"

まだ未熟だけど そう果
フトイ
'21.05.30

"そう果は長さ1.8〜2.4mm、倒卵形、灰黒褐色で平滑、光沢があり、扁レンズ形。
刺針状花被片4〜6個、下向きにざらつく。"

刺針状花被片はそう果と同じぐらいの長さで、下向きの毛がある。そう果の長さ2oより長かった
フトイ
'21.05.30


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