カンエンガヤツリ

Cyperus exaltatus var. iwasakii 灌園蚊帳吊
カヤツリグサ科 カヤツリグサ属
高さ80〜120cm 1年草
花:8〜10月、花序は10〜30pぐらいの大型

《名前の由来》 江戸時代の本草学者 岩崎灌園の『本草図譜』に図版が初めてとりあげられたことから 岩崎灌園にちなんでつけられたそうだ 

《場所》 本州:低地の池、沼、川岸などの湿地

さいたまで

小さい川の護岸の水際すきまにちょっとヌマガヤツリ風の大型のカヤツリグサ属があった。これがカンエンガヤツリと思った。 右下に見えるのはメリケンガヤツリだったと思う
1年草なので来年もこの場所にあるか分からないらしい
カンエンガヤツリ
'21.10.06

苞葉が長い 長いのは45pぐらいのがあった
カンエンガヤツリ
'21.10.06
"苞葉は4〜5個で花序より長い"

カンエンガヤツリ
'21.10.06

花序
カンエンガヤツリ
'21.10.06
"長さ幅10〜30pの大型の花序。5〜10本の枝をだし更に枝を分けて花穂を1〜5個付ける。"

根元の様子
カンエンガヤツリ
'21.10.06
"根茎は短く、太い茎を多少叢生し、茎の下部は葉鞘に包まれる。"

花序の付け根
カンエンガヤツリ
'21.10.06

花序
カンエンガヤツリ
'21.10.06
"小穂は開出してつく"

茎の横断面 ゆるめの3稜形
茎の表面は無毛でなめらか
カンエンガヤツリ
'21.10.06

小穂
カンエンガヤツリ
'21.10.06
"長さ0.5〜1cm 鱗片は卵形、約2mm、竜骨は先端は短く芒、わずかに外曲 10〜20個の小花"
カンエンガヤツリ
'21.10.06

小花をはずしたあと
カンエンガヤツリ
'21.10.06

果実など。柱頭は3岐 大きさは1o弱だった
カンエンガヤツリ
'21.10.06
"果実は卵状楕円形、3稜形、長さは鱗片の半分程度で約1o"

小穂の先
カンエンガヤツリ
'21.10.06

小穂を脇から見た。鱗片の背
カンエンガヤツリ
'21.10.06

花序枝 1個
カンエンガヤツリ
'21.10.06

小穂の枝は翼があるようだ
カンエンガヤツリ
'21.10.06

小さいタイプはカヤツリグサによく似ているが 小穂の枝に翼があることで見分けられるとどこかで見た気がするけど カヤツリグサにも翼はあるようなので調べてみないと・・・
カンエンガヤツリ
'21.10.06


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