ノダケ

Angelica decursiva 野竹
セリ科シシウド属 多年草
高さ0.6 〜1.5m
花:9〜11月、暗紫色(稀に白色)、直径4〜10cm

《名前の由来》 直立し葉柄の基部が袋状に膨らんでいる茎の様子が竹に似ているから。

《場所》m 北海道〜九州:山野

よく車で行く市内の山で 少し北向きの日当たりの悪い まばらな林の下にぽつぽつとみられました。目立ちませんが個体数は結構あるみたいです。

終盤で斜めになっていました。
ノダケ
'16.10.16

でも下の方を見ると小さい花序は色が違う?
ノダケ
'16.10.16

拡大してみるとつぼみです。
ノダケ
'16.10.16

頂小葉の基部は葉柄に流れ、葉柄が袋状にふくらむ。
ノダケ
'16.10.16

袋状に膨らむというのはこちらの方がわかりやすいです
ノダケ
'16.10.18

こちらは雄しべは落ちていますが花弁がかすかに残っているのもあり 
まだ子房が膨らんでいないようです。
ノダケ
'16.10.16

花序を包んでいた苞が一枚付いています。
ノダケ
'16.10.18

こんな株が点々とみられました。
ノダケ
'16.10.18
葉はふつう3出羽状複葉。小葉は長楕円形で深裂

つぼみ
ノダケ
'16.10.18

下の葉
ノダケ
'16.10.18

中間の葉 葉腋に花が付いていました
ノダケ
'16.10.18

下の方の葉を上から
ノダケ
'16.10.18


ノダケ
'16.10.18

色々な段階の花があったので集めてみます。

つぼみ。 花弁と雄しべが丸まっていました。
ノダケ
'16.10.18

開花。花弁と雄しべが開いています。雄しべがとても長いです
雌しべはよく見えません。雄性期
白い部分は柱下体だそうです。 ノダケ
'16.10.18
白色や緑色の花がつくこともあるそうです。
雄しべが落ちて雌しべが出ている雌性期
柱下体が赤紫になっていました。子房はその下の緑の部分です。
ノダケ
'16.10.18

授粉すると雌しべが倒れるそうです。
これは柱下体が薄く赤みを帯びています。
色は定まっていないのでしょうか。
ノダケ
'16.10.18

子房も膨らんできている感じ
ノダケ
'16.10.18

翼ができてきています。
ノダケ
'16.10.16

翼ができて丸くなってきています。
ノダケ
'16.10.18