オオハナウド

Heracleum lanatum 大花独活
セリ科ハナウド属
高さ1〜2m、大型、多年草
花:5〜8月、白、大型の複散形花序、

《名前の由来》 同属のハナウドが全体がウドに似て(芽出しの頃似ているらしい)いて小花が美しいことからの命名で、それより大きいから。

《場所》hi 北海道、近畿地方以北
日当たりの良いやや湿った林内、高山や北地の海岸や人里の草地

家の周りで撮影
杉林に入る手前で田んぼの堰の近くで
オオハナウド
'09.05.28

オオハナウド
'09.05.28

うちの別の山のはいり口でもみました。ここも堰が近くにあったような。
オオハナウド
'09.06.01

てっぺんに 複散形花序をつけます。
小花が集まった花序がさらに集まっている形。
オオハナウド
'09.05.28

オオハナウド
'09.06.01

小花は二つに切れ込んだ花弁が5弁で、周りの小花の外側の花弁が一番大きくなっています。

オオハナウド
'09.05.28

北海道で撮影した中から 外側の小花を。
左右対称になっています。
オオハナウド
'14.07.11 北海道

オオハナウド
'09.06.01

よく似た、関東以西に分布する同属のハナウドは開出毛が多いそうですが、こちらは茎の毛はまばらに短いのが見えます。

節に毛が密生しているのが特徴らしいです。
オオハナウド
'09.05.28
葉柄は膨らみます

葉は3出複葉(ハナウドは5裂が多いとのこと) オオハナウド
'09.06.01

小葉は不規則に切れ込みます
オオハナウド
'09.06.01

裏面に毛が多いそうですが確認していません。
頂裂片の大きさは20-30cmで3-5裂にきれこむ。
オオハナウド
'09.06.01

ハナウドと分布が重なるところでは オオハナウドのほうが高所にある。
北のほうではオオハナウドは平地でも見られます。