オオネズミガヤ

Muhlenbergia huegelii 大鼠茅
イネ科 ネズミガヤ属
高さ50〜120cm 多年草 直立し分岐し叢生
花:8〜9月、円錘花序、長さ10〜30?、長さ8〜14?の長い芒がある

《名前の由来》 銀鼠色の小穂が集まった花序をネズミの尾に見立てたネズミガヤという 同属の植物があり それによく似ていて大きいからだと思う。

《場所》 日本全土:道端、林縁、山地の林内など

いしのまきで
低山の裾の薮から覗いていた
ネズミガヤに似るが ネズミガヤは15〜40?ぐらいで小さいらしい
オオネズミガヤ
'21.08.16

オオネズミガヤ
'21.08.16

オオネズミガヤ
'21.08.16

オオネズミガヤ
'21.08.16

芒はまっすぐではないので 上向きの棘があり絡まっているような ふわっとした感じがする
オオネズミガヤ
'21.08.16

芒の棘
オオネズミガヤ
'21.08.16

上の方だけもらってきた
オオネズミガヤ
'21.08.16

花序は27?ぐらいあった
オオネズミガヤ
'21.08.16
"円錐花序は長さ10〜30cm、先が傾くか垂れる。基部から多くの小穂をつける。
花序は淡紫色を帯びた灰白緑色で、微細な小穂を密生"

葯と柱頭が見える小穂
オオネズミガヤ
'21.08.16
"小穂は1個の小花と1対の苞頴がある。灰色緑色、披針形、長さ約3mm
葯は長さ0.7〜1mm"

小花の長さ2.5?、芒は長さが色々で測ったのは6〜13?ぐらいだった
オオネズミガヤ
'21.08.16
"小花の基部に長毛と7〜14?の長い芒がある。"

小花を外してみると 小花に基毛がある
オオネズミガヤ
'21.08.16
"護穎は3脈、先端が2裂して、その間から芒がでている。 果実は熟すと苞穎を残して落ちる。"

上側の芒のある方が護穎 下側が内穎
オオネズミガヤ
'21.08.16
"内頴は護穎とほぼ同長同質"

↓1は第1苞穎、↓2は第2包頴
オオネズミガヤ
'21.08.16
"第1苞穎の先は窪むことが多く、膜質白色、卵形、長さ0.5〜0.7mm。 第2包頴の先は鋭形又は鈍形、長さ0.7〜1mm、1脈"

苞穎の長さが小穂の1/3以下だそうだけど 結構長いのもあった
オオネズミガヤ
'21.08.16

オオネズミガヤ
'21.08.16
"稈は しばしば多くの枝を分けて横に這う"

稈の節
オオネズミガヤ
'21.08.16

この葉の長さ17? 幅1.7?ぐらいだった
オオネズミガヤ
'21.08.16
"葉は広線形、中脈が白く、幅が広くて目立つ。 葉身は長さ10〜20cm幅4〜14mm"


オオネズミガヤ
'21.08.16


オオネズミガヤ
'21.08.16

オオネズミガヤ
'21.08.16

オオネズミガヤ
'21.08.16
"葉鞘は無毛又は細毛、葉舌は1?以下"

光沢のある鱗片に覆われた長い根茎も特徴らしいけれど 見られなかったのでもっと多く見つけたら補足 違っている可能性もあるけど とりあえずメモ

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