オオオナモミ

Xanthium occidentale  大耳、大雄巻耳、大巻耳、大雄生揉
双子葉植物 合弁花類 キク科オナモミ属 北米原産(1929年に岡山県で報告)
高さ0.5〜2m
花:8〜11月、雌雄同株、頭花15〜25mm

《名前の由来》 ナモミ(生揉み)は葉を揉んでつけると虫さされに効くところから。または「ナズム」から転じたという説もある。ナズムとは とどこおる、引っかかる、難儀するなどの意味があり、衣類に引っかかることからか ついて難儀することからか? オナモミはメナモミに対して強く見えることかららしい。オナモミににて 大きいのでオオオナモミとついた?

古い時代に帰化しているオナモミが広く分布していたが、オオナモミが入ってくるとこちがら優勢となり、現在ではオナモミはあまり見られなくなってるらしい

近くの川の土手道で。
花は終わって全部果実(果包)になっていました。
ひっつきむしです。バカといってたような・・・
オオオナモミ
'09.10.13

茎が紫がかっています。

花は目立たなく 果包になってから目につくので花は撮影していません。
オオオナモミ
'09.10.13

ちょっと見にくいですが 先に2本のくちばしのようなものがあります。   イガイガの先がくるんと曲がっているのをみてマジックテープが生み出されたとか。これで動物の毛や人の服にくっつきます。

オナモミの実(果包)は0.8〜1.4pであるのに対して、オオオナモミは1.8〜2.5cm。

葉はオナモミに比べて鋸歯がとがっていないそうですが。
オナモミはずいぶん少なくなっているそうでまだであったことがありません。
オオオナモミ
'09.10.13

オオオナモミ
'16.09.17

別の川の土手に大群落がありました。
オオオナモミ
'16.09.17

花が見られました。雄花序の基部に雌花序があります。
オオオナモミ
'16.09.17

オオオナモミ
'16.09.17

雄花
オオオナモミ
'16.09.17

雌花は総苞片が集まってつぼ型になった先に2つつくそうで
そこから雌しべが出ているらしいのですがこれは終わっている感じです。
糸状の物が出ているのがそうでしょうか。
オオオナモミ
'16.09.17

総苞片
オオオナモミ
'16.09.17

同属に よく似ている イガオナモミというのもあります。果包の棘の様子が違います。棘にさらに突起があります。