オヤブジラミ

Torilis scabra 雄薮虱
双子葉植物 離弁花類 セリ科ヤブジラミ属
分布:本州・四国・九州・沖縄 二年草 高さ30〜70cm
花:5〜7月、直径約2mm、白色(赤紫色を帯びる);果実:5〜6o

《名前の由来》 同属のヤブジラミに対して、果実が大きいので雄。ヤブジラミは藪に生えて、果実が衣類につくことから虱にたとえた。

ヤブジラミとの違い
花期が早い。ヤブジラミは夏
花が赤紫を帯びることが多い。
花序は数個に枝分かれしてその先にそれぞれ数個花がつくが花数が少ないのでまばらな感じ(ヤブジラミは最初の枝分かれが多くその先に付く花も多くまとまっている)。
果実はヤブジラミより大きめで赤紫色を帯びる
ヤブジラミより湿り気のあるところに多い。

群生していました。
花期は春なのですが この年は季節が遅くてまだ咲き始めの感じです。
オヤブジラミ
'10.06.02
これは緑っぽいですが 葉や茎が赤みがかっていることもあります。ヤブジラミはそういうことはないようです。
葉の様子
3回3出羽状複葉だそうですが よくわかりません^^;
オヤブジラミ
'10.06.02

葉が赤いのを
オヤブジラミ
'10.06.04

花柄が三つに枝分かれしてそれぞれの先にさらに2〜5個ぐらいの花が付いています。
オヤブジラミ
'10.06.03

花をトリミング
花のふちが赤みがかるのが特徴とのことですがこれはあまり赤くなかったです。画像で拡大して見ると赤味がかっているのがちょっとわかります。
果実になる部分も赤味がかっています。
花枝は最初の枝分かれが3か4に分かれているのが多いです。三つに分かれているのが多かったです。

4っつにわかれているのもありました。
オヤブジラミ
'10.06.04

オヤブジラミ
'10.06.03

赤味が濃いのを
オヤブジラミ
'10.06.04

花をトリミング。横から。
オヤブジラミ
'10.06.03
果実はカギ状に曲がった毛に覆われて、動物などにくっつきます。

蕾は赤いのが目立ちます。
オヤブジラミ
'10.06.03