サルメンエビネ

Calanthe tricarinata 猿面海老根
ラン科エビネ属
高さ30〜50cm、多年草
花:4〜5月、3枚の萼片と2枚の側花弁は黄緑色、唇弁は赤褐色

《名前の由来》 唇弁の赤くてしわが寄っているのをサルの顔に見立てた。儀球茎の形エビの背中に例えてつけられたエビネと同じ属。

《場所》 北海道〜九州:ブナ林などの深山の落葉樹林下

果実家の前山の下の杉林にシダに紛れて一株居ました。
ブナ林などの深山の落葉樹林下が生育場所らしいですが、ここは杉林の中です。でも少しまばらでシダがたくさん生えています。

果実になっていたので来年は花を見ようと思い・・・
サルメンエビネ
'17.09.11

次の年の5月 まだ早いかと思いつつ行ってみると 咲き始めていました。
サルメンエビネ
'18.05.02
花は10数個つくそうですが 数えてみると8個ぐらいでしょうか。
これから上に伸びて増えるのかな?

隣には昨年の果実の名残がありました。
サルメンエビネ
'18.05.02

二つ咲いていて 一つは部分的に黒くなっていました。
サルメンエビネ
'18.05.02

もう一つは何とかきれいな状態です。
サルメンエビネ
'18.05.02
大きい3枚の萼片とちょっと細い2枚の側花弁は黄緑色
唇弁は赤褐色

唇弁はあかく しわがあり縁が縮れています。
中央にトサカ状突起が3個 とのことですが なんとなく3個ありそうな
このことから学名のtricarinataの由来になっているそうです。 サルメンエビネ
'18.05.02

つぼみは唇弁だけ見えているのがありました。
サルメンエビネ
'18.05.02

サルメンエビネ
'18.05.02

距はない
サルメンエビネ
'18.05.02

葉の様子
サルメンエビネ
'18.05.02
束生し長さ約20p

越冬した古い葉
サルメンエビネ
'18.05.02

6月に見てみたら果実になっていました。
サルメンエビネ
'18.06.14

サルメンエビネ
'18.06.14