セイバンモロコシ

Sorghum propinquum 西蕃蜀黍
イネ科 モロコシ属 地中海原産
高さ50〜200cm 多年草
花:7〜10月、花序:長さ10〜50p、円錐状、赤褐色

《名前の由来》 西の蛮族が住む地からきたモロコシの意味

《場所》 帰化種:草地、堤防、道端など

さいたま市で

歩道の植込みや空き地にたくさん見かける
大型で目立つ
セイバンモロコシ
'20.10.04
"地中に長い根茎を伸ばし、群生する"


主脈が太く白くて目立つ
セイバンモロコシ
'20.10.04
"葉は線形、無毛、
長さ20〜60p、幅0.5〜2p
中肋は太くて明瞭、縁はざらつく"

葉舌
セイバンモロコシ
'20.10.04
"葉舌は長さ3o、縁に短毛がある"

葉舌 毛があった
セイバンモロコシ
'20.10.04
"葉鞘は無毛
茎は無毛、平滑、硬い"

葉舌 上から
セイバンモロコシ
'20.10.04

節に細かく毛があった
セイバンモロコシ
'20.10.04

放射状に花枝
これは枝の数が多いタイプ
セイバンモロコシ
'20.10.04
"枝は半輪生状に1〜4個。
下垂する"


普通は芒があるようだ
セイバンモロコシ
'20.10.04

"芒が無いものを品種ヒメモロコシ (f. muticum)と分ける場合もある"


街なかの歩道に
セイバンモロコシ
'20.10.04

セイバンモロコシ
'20.10.04
"長さ10〜50pの円錐花序で赤褐色"

花序の一部

"芒のない有柄の雄性の小穂が2個又は1個、大きくて芒(長さ9〜10o)のある無柄の両性花の小穂1個が対になってつく"

セイバンモロコシ
'20.10.05

こちらは芒のないタイプ
セイバンモロコシ
'20.10.04

これは芒がないのか落ちたのか?
両性小穂と雄性小穂がわかりやすい
青い矢印が雄性
白い矢印は両性
セイバンモロコシ
'20.10.04

セット一つ
黒いのが両性、柄があって細い雄性小穂がついている
一つは落ちているのか
セイバンモロコシ
'20.10.04

両性小穂
4oぐらいだった
セイバンモロコシ
'20.10.04
"1小穂は2花で第2小花は完全
長さ4〜6.5o、第1包穎には毛があり
第2包穎はやや革質"
第二小花の護穎に芒がある(ない場合もある)

黒くなっている
セイバンモロコシ
'20.10.05
"頴果が熟してくると苞頴が黒褐色になり、
光沢が増し、より硬くなる"

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