タマツリスゲ

Carex filipes 漢字名
カヤツリグサ科 タマツリスゲ属 タマツリスゲ節
高さ30〜50cm
花:4〜6月

《名前の由来》 珠状の果胞を付け 小穂が垂れさがる様子から

《場所》 本州以南:低山の林床、林縁、湿った草地など

いしのまきで

うちの前山の藪漕ぎっぽくなっている昔の作業道を行くと足元に立っていた。薄暗いしかぼそいのでわかりにくかった。本来は叢生するらしい。

タマツリスゲ
'21.05.15

花穂 小穂が少ない
葉の幅は2.5oぐらいだった。
タマツリスゲ
'21.05.15
"葉は幅2〜6mm"

近寄ってみる
柱頭は2岐
タマツリスゲ
'21.05.15

と思ったら3岐??
上の画像は1本が反対側に倒れているようだ。
タマツリスゲ
'21.05.15

もう少し進むとさっきより大きいのがあった
タマツリスゲ
'21.05.15

"側小穂は1〜3個、雌性、長さ1〜2.5cm、まばらに数個の果胞をつける、下方の小穂は長い柄があって垂れる"

採ってきた
タマツリスゲ
'21.05.15

基部
タマツリスゲ
'21.05.15
"基部の鞘に葉身はなく、強い赤紫色を帯びる"
タマツリスゲ
'21.05.15

葉の裏
タマツリスゲ
'21.05.15

花穂と苞葉
タマツリスゲ
'21.05.15

葉鞘付近
タマツリスゲ
'21.05.15

果胞2個
長さは6oぐらいだった
鱗片の長さ4oぐらいだった
タマツリスゲ
'21.05.15
"果胞は鱗片の約2倍長で、長さ5〜7mm
有脈で無毛
嘴は長く、口部は斜めに切れる
柱頭は3岐する。 "

1個のもあった
やっぱり柱頭は3岐
タマツリスゲ
'21.05.16

次の日
タマツリスゲ
'21.05.16

果胞が3個付いているのもある
タマツリスゲ
'21.05.16
"女小穂は2〜4個の果胞を疎らにつける"

雄小穂は一番上に一個ある
柄の長さがいろいろ
普通は短い
タマツリスゲ
'21.05.16
"頂小穂は雄性、長さ0.5〜1.8cm"
雄小穂
長さは1.1cmぐらいだった
タマツリスゲ
'21.05.16
"長さ0.5〜1.8cm"

雌小穂
タマツリスゲ
'21.05.16

痩果
長さは3o弱あった
タマツリスゲ
'21.05.16
"3稜があり、倒卵形、長さ2.6〜3mm"

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