ヤマジノホトトギス

Tricyrtis affinis 山路の杜鵑草
単子葉植物 ユリ科ホトトギス属
多年草、高さ30〜60cm
花:8〜10月、直径約2〜3cm、白に紅紫色の斑点

《名前の由来》 ホトトギスは花の斑点を鳥のホトトギス(杜鵑)の胸の斑点にみたてた。ホトトギスの仲間の中で これは林の縁などの山道沿いに多く見られる事から。

庭に面した裏山の斜面で 一株だけ 見つけました。はじめてですが 見てすぐにわかる独特の花の形です。思っていたより小さい花でした。

ヤマジノホトトギス
'09.07.30

上の方の葉は茎を抱いていますが 下の方はそうなっていません。茎には下向きの毛が多いです。

ホトトギスの仲間は雌しべが三つにわかれて 雄しべ6本のうち3本と重なっています。なんとも不思議な形。。。

ヤマジノホトトギス
'09.07.30

花の横顔をトリミング。 紅紫色の斑点がありますが 雄しべと雌しべが下の方のくっついている部分(真ん中の筒になっているところ)には無いのと、花びらが平らに開くというのが特徴らしい。(ホトトギスは斜め上に開き、ヤマホトトギスは下に反り返る。)

ヤマジノホトトギス
'09.07.30

一本だけしかなく花も一つだけだったので 次の日に行ってみたら花びらが取れていました。花期はこれからなので他にもこれからもっとみられると期待してます。

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