オシダ

Dryopteris crassirhizoma 雄羊歯
オシダ科 オシダ属
高さ70〜150p 夏緑性

《名前の由来》 力強い草姿からメシダに対して

《場所》s 北海道、本州、四国 温帯林のやや湿った林床

家のそばの杉林と竹林の間の少し開けた薄ぐら所に 端正な姿で。
ずいぶん大型です。
オシダ
'15.10.16

冬に枯れた前年の葉が倒れています。
オシダ
'15.10.16
根茎が直立し太く短く 葉が放射状に叢生しています。

葉身は狭披針形で 下の方の羽片がしだいに短くなっています。
オシダ
'15.10.16
羽片は狭披針形で先がとがっています。
小羽片は先が丸いです。


葉は2回羽状深裂〜全裂
長さ60〜120cm
オシダ
'15.10.16
葉柄は短く、葉身の1/3〜1/5だそうです。

中軸の上の方は溝がありました。
オシダ
'15.10.16
羽片の基部は広いくさび形〜切形で無柄だそうですがかすかにあるようにも見えました。

下の方には溝がなかったです。
オシダ
'15.10.16

放射状に葉が出ている真ん中
オシダ
'15.10.16

葉の表
オシダ
'15.10.16

葉は2分岐し、くぼむ。
葉の表面は、脈の部分が凹む。
オシダ
'15.10.16
羽軸の表面に細い鱗片があります。

ソーラスは上部の羽片だけにつくそうですが 全体の写真を撮っていません。
小羽片の中肋寄りに並び 先端にはつかない。
オシダ
'15.10.16

包膜包膜は腎形で全縁。
トリミングしてみましたが 時期が遅く包膜がわかりにくいです。
オシダ
'15.10.16
小羽片のうらに 縮れた白い毛が見えます。
もう少したくさんついているらしいですが 落ちてしまったようです。

裏 中軸
オシダ
'15.10.16

鱗片は密につき、褐色〜濃褐色。
中軸 上の方の鱗片
オシダ
'15.10.16

中軸の下の方の鱗片
オシダ
'15.10.16

下に行くにつれて 大きくなり

葉柄の最下部ではびっしりと
オシダ
'15.10.16