ハリガネワラビ

Thelypteris japonica 針金蕨
シダ植物 ヒメシダ科 ヒメシダ属
中形
高さ50〜80p、夏緑性
葉柄:長さ25〜35p、
葉身:草質、緑色〜淡緑色、長さ30〜35p、幅17〜20p、三角状長楕円形、
2回羽状深裂し、先が尖る

《名前の由来》 

《場所》s 本州〜九州:林内、林縁

ハリガネワラビは裏山でもあちこちでよく見かけます。
なんとなく確信が持てずずっと保留にしてましたが 一応メモすることにしました。

根茎は短く這っているようです。
ハリガネワラビ
'12.10.16

一番下の羽片はハの字になり、基部は細くなっています。
ハリガネワラビ
'12.10.16

毛が多い
ハリガネワラビ
'12.10.17

羽片の裏側のソーラス。端のほうにはつかないようです。
ハリガネワラビ
'12.10.17
包膜は直径1mm以上でソーラスが熟しても落ちずについている。

葉柄は黒褐色、緑色の事もあるそうです。
ハリガネワラビ
'12.10.17

別のところで、葉柄が緑っぽい?
ハの字があまりはっきりしない。
ハリガネワラビ
'12.10.19

裏側を見たら褐色でした。
ハリガネワラビ
'12.10.19

別の株
ハリガネワラビ
'12.10.19

葉の裏に腺点が多いとのことだが 黄色い点が腺点でしょうか。
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ハリガネワラビ
'13.07.23

包膜は直径1mm以上で、有毛と無毛の場合があり、無毛の場合はイワハリガネワラビ(Thelypteris musashiensis)というそうです。これは無毛のように見えるのですが。。。

葉柄下部
光沢がある黒褐色で、褐色の鱗片がまばらにつくそうですが後の緑は何だろう(^_^;)
ハリガネワラビ
'13.07.23

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ハリガネワラビ
'16.07.24

葉身全体の様子。
ハリガネワラビ
'16.07.24

最下羽片付近
ハの字になっています。
ハリガネワラビ
'16.07.24

最下羽片の付け根。
下から2段ぐらいまで羽片の付け根が細くなる(小羽片が小さくなる)というのも特徴です。
ハリガネワラビ
'16.07.24

中間の羽片の付け根
ハリガネワラビ
'16.07.24

ハリガネワラビ
'16.07.24

ソーラスは円腎形
ハリガネワラビ
'16.07.24

逆光で写しました。
葉脈が縁まで達しています。
ハリガネワラビ
'16.07.24

葉軸下部 撮影失敗 ぼけぼけ。
ハリガネワラビ
'16.07.24

ここのタイプは葉軸が下部以外は緑っぽいのでアオハリガネワラビ(f. formosa)というタイプかもしれません。