ミヤマシケシダ

Deparia pycnosoravar. pycnosora 深山湿気羊歯
シダ植物 メシダ科 オオシケシダ属 夏緑性

ミヤマシケシダとハクモウイノデを併せて広義にミヤマシケシダと呼ぶれていたが、現在はミヤマシケシダの仲間はミヤマシケシダ(var. pycnosora)、ハクモウイノデ(var. albosquamata)、ウスゲミヤマシケシダ(var. mucilagina)、の3変種に分けられている。

《場所》s w 北海道〜九州:山地のやや湿った所

裏山で

シケシダみたいだけれど 形が違う感じがすると思って撮ってきたのですが、これはミヤマシケシダで「ミヤマシケシダの羽片は下部のものが縮小すること、根茎は短く固まり、シケシダのように細長く這わない」等 教えていただきました。

葉身が細長い(長楕円形-倒披針形)。
葉柄はハクモウイノデなどより長いです。
ミヤマシケシダ
'12.11.24

葉身の下の方
下の方の羽片は小さくなっています。
ミヤマシケシダ
'12.11.24
葉柄はわら色から赤紫色

羽片をトリミング
ミヤマシケシダ
'12.11.24

もっと拡大。シケシダのような感じになっています。
ミヤマシケシダ
'12.11.24

裏側、羽片の先のほうは細くなりとがっています。
ソーラスは長楕円形。
ミヤマシケシダ
'12.11.24
羽片の先端は急に狭まり尖ります。
ソーラスはハの字にきちんと並んでいました。
ミヤマシケシダ
'12.11.24

トリミング。羽軸に白い毛が多い
ミヤマシケシダ
'12.11.24

葉軸の付け根。茶色で細い鱗片
根茎は短く固まってはえています。
シケシダは根茎が長く這っているので葉はまとまってでてきません。
ミヤマシケシダ
'12.11.24

トリミング
鱗片は少ない
ミヤマシケシダ
'12.11.24


林道の斜面にたくさんありました。
胞子葉は直立し、長め
ミヤマシケシダ
'15.09.29

葉の上部
ミヤマシケシダ
'15.09.29

羽片と中軸
ミヤマシケシダ
'15.09.29

葉柄下部
ミヤマシケシダ
'15.09.29

細長くて一度に撮るのがちょっと大変
葉軸までは写せませんでした。
葉身は倒披針形で2回羽状深裂
長さは1mにもなることがあるようです。
ミヤマシケシダ
'15.09.29
最下羽片は大変短くなります。
羽片の間が間隔が空いていることもハクモウイノデと違う点

葉身の中ほど
ミヤマシケシダ
'15.09.29

葉裏のソーラスと中軸
羽軸の毛が目立ちます。
ミヤマシケシダ
'15.10.01

葉柄の付け根。
ミヤマシケシダ
'15.10.01

ウスゲミヤマシケシダは葉柄基部は粘液を分泌しているて粘り気が多いそうなので根茎の部分を少し掘って確かめると良いそうです。



'12.11.24