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すみれ(遊び)

操つるということから すみれを操って遊ぶ というと むかし(今も遊んでるでしょうか?)子供の遊びで すみれの軸が曲がっている所をひっかけてひっぱって花が取れた方が負けという遊びがあるそうです。

そのことから すもうとり花とか すもうとりぐさと呼んでいる地方もあるようです。  そうやって遊ぶ草花と言えばあと オオバコとかマツの葉なんかがありますが わたしは 松葉で遊んだ記憶があります。
すみれをひっかけて遊ぶというのは とてもできません。 花軸が細いので間違って折ってしまう事はありますが・・・・  今はすみれを摘んで遊ぶという事は少ないんでしょうね。 『浪花聞書』 (江戸時代末期成立)という書物に

○すまふとりぐさ 江戸て云すみれ也物類称呼云菫の一名こまひき草と云漢名剪刀草花紫白二色あり共に茎のかたはらに鈎 の形あり両花まじへ相ひきて小児のたはふれとす故にすもうとりぐさの名有又東武にてすもうとり草と称する別種有江戸いなかにてはづさと呼ぶ草の穂に出たる を云漢名不知

菊地眞一研究室の(ページリンク)『浪花聞書』よ り引用=

という文があるそうです。 こまひき草という呼び方もあるんですね。これは江戸時代ですがもっと前のもあるんでしょうか。ゆくゆくはアップしていきたいと思いますが。。。。。。

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