アゼガヤツリ

Cyperus flavidus 畔蚊帳吊
カヤツリグサ科 カヤツリグサ属
高さ20〜50cm 1年草
花:8〜10月、鱗片は紫褐色

《名前の由来》 カヤツリグサの仲間で田の畔に多いことから
学名:種小名のflavidus 黄味がかった色の という意味らしい
《場所》 本州、四国、九州、沖縄:路傍、休耕田、田の畔など低地の湿ったところ

さいたまで。 田んぼの細い水路の縁に他の草に埋もれていて。。。
アゼガヤツリ
'24.09.05

全体が撮れません
アゼガヤツリ
'24.09.05

1つの花序枝に小穂がいっぱいついているようだ
枝がさらに分かれているのかも
アゼガヤツリ
'24.09.05

小穂を拡大してみると特徴的な平べったい形と赤褐色の鱗片
アゼガヤツリ
'24.09.05

匐枝はなく叢生して株を作る。株の一部を少しもらってきた 全体の姿が少しわかる
寝かせて撮ると茎の長さ50p以上のもあった
ほっそりしている割に茎や葉はしっかりと固かった
アゼガヤツリ
”葉は普通茎より短い。花序の下部に長い苞葉の葉身が3〜6枚つき下部の苞は花序より長い
茎の先に散房状の花序、花序枝は6〜7個”

基部の鞘は濃赤褐色
アゼガヤツリ
'24.09.05

葉の表 葉の幅は1〜2o弱ぐらい
アゼガヤツリ
'24.09.05

葉の裏
アゼガヤツリ
'24.09.05

まだ赤っぽくなっていない若い小穂
アゼガヤツリ
'24.09.05

少し大きくなった小穂
アゼガヤツリ
'24.09.05

普通の大きさ
花序枝の橋に5〜10個の小穂をつけるそうだけど15個ぐらいついていそう。
アゼガヤツリ
'24.09.05

小穂は細長く長さ1.4p 幅は1.5oぐらいだった
小花は10〜40個(20〜50個というのもあった)だそうだけど これは25個ぐらいついていた
アゼガヤツリ
”小穂は線形、長さ1〜2.5cm、幅1.5〜2.5o、扁平、鋭頭、赤褐色、光沢がある、”

小穂は扁平 横から撮ってみた
アゼガヤツリ
'24.09.05

鱗片は円頭 長さは約2mm
アゼガヤツリ
”鱗片は紫褐色、長さ約2o、幅1oの長楕円形、円頭、中肋は緑色”
小穂の付け根が少し枝分かれしているのがあった。柱頭が2岐しているのが見える
アゼガヤツリ

小花を広げてみた。そう果が見える
アゼガヤツリ
'24.09.05

そう果 長さが1o弱あった
レンズ形で稜が小穂の中軸に向くので小穂が扁平になっているようだ
アゼガヤツリ
”果実は淡褐色、長さ約8o、倒卵形、表面に光沢があり、細かい粒状突起がある” アゼガヤツリ


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