コネズミガヤ

Muhlenbergia schreberi 小鼠茅
イネ科 ネズミガヤ属 南北アメリカ原産(1929年横浜市で採集)
高さ10〜40cm 多年草
花:8〜10月、円錐花序、細い棒状に見える

《名前の由来》 同属で在来種のネズミガヤは、ねずみ色をした花序をネズミの尻尾に見立てたことからで それに比べて小さいのでコ

学名:種小名schreberiはドイツの博物学者J.C.D.von Schreber シュレバー(1739-1810)

《場所》 帰化:本州(関東に多いようだ) 北海道でも発見されているそうだ:都市近郊

さいたま市で 公園の丘の藪に細い円錐花序のイネ科がいました。スマホしか持っていなくて蚊に刺されながら何枚かとったけれどぼけぼけ
調べたりお尋ねしたりして外来種のコネズミガヤとわかりました。
コネズミガヤ
'24.10.04

少しもらってきました
葉が地面に平行にまっすぐに出ているのや、穂が開かないで一直線に見えることなどが特徴とのことです
コネズミガヤ
”円錐花序 幅が狭く長さ5〜15p”

稈は膝状に曲がり、下部は伏して節から根が出る事が多いそう
上部で枝分かれする
コネズミガヤ
'24.10.04

葉は長さ5p余りでした
コネズミガヤ
”葉は白緑色 長さ2〜7p 幅2〜4o 微細な毛がある”

葉舌は切形だそうだけどかすかにある感じで目立ちません。
葉鞘の上の方と葉耳当たり縁に毛があります。葉耳には微毛があるそうです
節間は無毛 葉鞘も無毛
コネズミガヤ
'24.10.04

黒っぽい紫の柱頭が見えました
コネズミガヤ
'24.10.04

花柄は軸に沿っていてなかなか開けません
コネズミガヤ
'24.10.04

棒のような花序を曲げてみました
コネズミガヤ
'24.10.04

小穂
芒の長さ約3.5o それ以外の小花の長さ2oらいでした
コネズミガヤ
”小穂は1小花 芒を除いて約2o 護穎は長さ1.8〜2.8o 芒は長さ1.5〜5oで真っ直ぐ”

赤褐色は柱頭 黄色いのは葯
コネズミガヤ
'24.10.04

コネズミガヤ
”小梗は長さ0.1〜4o、ザラつくか粗毛がある
苞頴は微小でカップ状”
矢印が苞穎
コネズミガヤ
護衛に長い芒があります
矢印は苞穎 第1(より短く痕跡てき)も第2も0.1〜0.3oで先は不規則に裂けている
コネズミガヤ
護穎の基部に長毛があるのが見えます
大きくしてみました
コネズミガヤ
'24.10.04

小花は苞穎は軸に残ってはずれます
護衛を外してみたら 芒がまがってしまいました。内穎は護穎と同じぐらいの長さ
コネズミガヤ
反対側 未熟な果実
コネズミガヤ
'24.10.04

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