テンキグサ(別名:ハマニンニク)

Leymus mollis てんき草 別名:ハマニンニク(浜大蒜・浜忍辱・浜蒜)
イネ科 テンキグサ属
高さ60〜150cm 多年草 
花:6〜7月、穂状花序、直立、

《名前の由来》 ハマニンニクと思っていたら別名になっていた。ハマニンニクの方がよく使われている気がする。
テンキ草はアイヌ語でテンキという糸や針を入れる入れ物を、この葉を乾かして作ったことかららしい。
ハマニンニクはがっしりした葉などの姿がユリ科のニンニクに似ているからとのこと

学名:種小名mollisは軟毛の

《場所》 北海道〜九州:海岸の砂浜

いしのまきで。
遊泳禁止の年の海水浴場に テンキグサがたくさんいた
一番海側に居た群落
テンキグサ(ハマニンニク)
'24.08.05

穂状花序で 直立する 花序の長さは20p以上だった
テンキグサ(ハマニンニク)
”花序:長さ15〜25cm、直径15〜20mm、淡黄緑色、短い軟毛がある。”

根元の様子
テンキグサ(ハマニンニク)
'24.08.05

遅い時期だったので花がすっかり終わっていたのが多かったけれど まだ青っぽいのもあった
各節に1〜3個の小穂を密につけるそうだ
”小穂は無柄、包穎2個は同形 小穂と同長 背面に軟毛”というのはわかるような気がする
テンキグサ(ハマニンニク)
'24.08.05
”根茎は太く、砂中深く長く這う 叢生する”

葉は下の方に集まっていた
”葉:長さ20〜50cm、幅10〜18mm、広線形、緑白色、厚い”
テンキグサ(ハマニンニク)
'24.08.05

稈の節 無毛
テンキグサ(ハマニンニク)
'24.08.05

葉の表は緑白色で厚い。脈?が沢山
テンキグサ(ハマニンニク)
'24.08.05

拡大してみたら!
テンキグサ(ハマニンニク)
'24.08.05

葉舌は短い 高さ1oだそうだ。毛はない
テンキグサ(ハマニンニク)
'24.08.05

小穂は長さ2pぐらいだった
テンキグサ(ハマニンニク)
”小穂は無柄 長さ10〜25o 3〜5小花”

包頴を開いてみると小花が2個以上の感じ わかりにくい
テンキグサ(ハマニンニク)
'24.08.05

小花を開いてみたら 柱頭が見えた
護穎に芒はない
テンキグサ(ハマニンニク)
'24.08.05

茶色になった小穂から果実がでてきた 長さは1pぐらいだった
古くなっていて形が崩れていた
テンキグサ(ハマニンニク)
”果実は線状倒披針形、頭部に2個の小突起、有毛、淡褐色、長さ7〜8mm”


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