沼のほとりの浅い部分にヤナギタデが群生していたので近寄ってみると 違う種類のが一緒にいました。花穂も葉もとてもかぼそくて葉の形が違います。ヤナギヌカボでした。
手持ちの図鑑に載っていなかったので西宮の湿生・水生植物のヤナギヌカボを参考にさせていただきました。
小さな群落になっていました。
'16.09.24
かよわそうなわりにまっすぐ立っています。
'16.09.24
ヤナギタデと一緒に撮れました。
上で長くしだれているのがヤナギタデで
その下の赤っぽく細い花穂がヤナギヌカボです。
'16.09.24
ミゾソバやヤナギタデと一緒に
'16.09.24
筒状の托葉鞘には伏し毛が少し見られ
縁には短い毛がありました。
ヤナギヌカボは普通はもっと長いようです。
'16.09.24
上から写した葉
細長い線形です。
'16.09.24
一枚 長さを測ってみたら
約6cm 幅は約6mmでした。
'16.09.24
葉の中程は両端が平行で太さが変わらない線形です。
花穂は赤っぽくて花が咲いているのがほとんどなく
一つの花枝に一つぐらいづつしか見つかりませんでした。
'16.09.24
次の月に行ってみました。
'16.10.16
托葉鞘の縁の毛を撮ってみたらこれは前の寄りちょっと長め
「托葉鞘は長さ5〜10mm、縁毛があり、筒部と同長または短い」
'16.10.16
周りのヤナギタデと一緒に紅葉している個所もありました。
'16.10.16
葉の裏の腺点を確認しようと思ったのですが
赤くなった葉は裏も赤くて良く見えません。
'16.10.16
表が余り赤くなっていないのは裏は白かったのでこれを見てみます
'16.10.16
トリミングしてみると腺点がきれいに散らばっています。
'16.10.16
他の葉を撮ったのを切り出してみました
腺点が立体的に丸くでっぱっています。
ヤナギヌカボの特徴だそうです。似た種類を見分けるのに役立つとか。
'16.10.16
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