ナガエミクリ

Sparganium japonicum 長柄実栗
ガマ科 ミクリ属
高さ40〜130cm 多年草 環境省カテゴリ:準絶滅危惧(NT)
花:6〜9月、球形の頭状花序2〜6個、最下部の1〜3個は有柄、雌雄同株

《名前の由来》 雌頭花に柄がある(少なくとも最下の雌頭花に)ことから「長柄」。果実の球形の集まりが栗に似ているので「実栗」。

《場所》 全国:川、水路、ため池など

いしのまきの田んぼの傍の湧き水を流している排水路で
果実になっていたけれど ひとつ雄頭花がおしべが出ているのがあった
ナガエミクリ
'21.09.17

ナガエミクリ
'21.09.17

水路で入れなくて遠いのでトリミングしてもぼけているのしか撮れてなかった
ナガエミクリ
'21.09.17

抽水葉
ナガエミクリ
'21.09.17

抽水葉と浮葉
ナガエミクリ
'21.09.17

雌頭花は果実になりはじめている
ナガエミクリ
'21.09.17

矢印は名前の由来の部分
雌頭花のうち下から1つ目から多くて3つ目ぐらいまでの柄があることから長柄実栗
これは最下のだけに柄がついていた
ナガエミクリ
'21.09.17

沈水葉でいいのかな。地下茎が広がり群生する。
ナガエミクリ
'21.09.17

次の年 少し早めに行ってみたら咲いていた
ナガエミクリ
'22.07.26

上方は雄頭花 5個かな
下方に雌頭花4個見える 白い柱頭が出ていた。最下は少し離れていた。
ナガエミクリ
'22.07.26
”上部に雄性頭花が4〜10個が主軸に着生して接近してつき、下部は雌性頭花が3〜7個つく。苞は花序よりも長い。”

ミクリのように分枝せず、より小型で浅い水中に生える。”

雌頭花拡大
ナガエミクリ
'22.07.26

抽水葉は背に はっきりとした稜がある。断面は3角形らしい
浮葉や沈水葉では背稜は目立たないそうだ
ナガエミクリ
'22.07.26

13日後に行ってみた
下流へ歩いてみると結構見つかった
ナガエミクリ
'22.08.08

最下から2つ目まで長い柄がついているのがわかる
ナガエミクリ
'22.08.08

別の株は角度が悪くて良く見えないけれど一番下は長い柄
ナガエミクリ
'22.08.08

これは茶色っぽく見える
ナガエミクリ
'22.08.08

両側にオオカワヂシャが茂っていて 真ん中に立っているのがナガエミクリ
ナガエミクリ
'22.08.08

中に入れないので花に寄れないけれど よく見ると点々と見えてくる
ナガエミクリ
'22.08.08

これは雌頭花がずいぶん伸びあがっている。わかりやすいなあ
ナガエミクリ
'22.08.08

画像を切り取ってみた
ナガエミクリ
'22.08.08

これはまだ伸びていない
ナガエミクリ
'22.08.08

先月見た株と同じかな
ナガエミクリ
'22.08.08

ずいぶん枝が広がってきていた
柄がある頭花は主の茎に合着せずに別に伸びている
苞葉は長い
ナガエミクリ
'22.08.08

最下雌頭花
ナガエミクリ 長柄
'22.08.08

果実ができている株もある
ナガエミクリ
'22.08.08

ナガエミクリ
'22.08.08
”長さ4〜6mm、幅約2mm、先端は嘴状にとがる。”


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