オオニシキソウ

Chamaesyce nutans 大錦草
トウダイグサ科 ニシキソウ属 (トウダイグサ属に含まれるとする場合もある) 北アメリカ、南アメリカ原産(明治後期)
高さ20〜40p
花:6〜10月,

《名前の由来》 在来種のニシキソウは茎が赤く葉が緑で金糸銀糸の絹織物の錦に例えられた(または二色の草から)。ニシキソウと同属で大きいので。

《場所》s 荒れ地、 路傍、堤防の草地など

近くの川の工事中の所の土手で見かけました。
今まで見たことがなかったので 工事で運ばれてきたのでしょうか?
オオニシキソウ
'15.08.31

同属の帰化種のコニシキソウは地をはっているがこちらは直立又は斜上。
オオニシキソウ
'15.08.31

葉は長楕円形で真ん中に赤紫の斑が入ることがあります。
オオニシキソウ
'15.08.31
軸の表側は赤いけれど

裏側は緑色。
オオニシキソウ
'15.08.31
葉は対生で基部は左右不揃いです。

下のほうの葉の裏
オオニシキソウ
'15.08.31

葉の表面に長い毛があります。
オオニシキソウ
'15.08.31
葉の長さは1.5〜3.5cmだそうでコニシキソウの2〜3倍の大きいです。

トウダイグサ科の花序は杯状花序ですが その中でニシキソウ属の特徴は腺体(蜜を分泌する器官)に付属体があることだそうです。オオニシキソウはその付属体が白くて目だち白い花弁のように見えます。

オオニシキソウ
'15.08.31

一つに花に見えるのが草苞が杯状になった杯状花序でその中に雌しべだけの雌花1個と雄しべだけの雄花4個がある。

オオニシキソウ
'15.08.31
白い付属体の基にある黄緑色の丸いのが腺体です。

花をもっとトリミングしてみました。
ぼけてますが・・・

先が三つに分かれて先が二つに分かれているのが雌花
オオニシキソウ
'15.08.31

子房が膨らんできています。
オオニシキソウ
'15.08.31

子房が大きくなって花序からはみ出ると雄花の時期で黄色い腺体の白い付属体が大きくなって目立ちます。
雄花4個あるそうなのですが 雄しべ一個しか見えていません。

オオニシキソウ
'15.08.31
コニシキソウは子房に毛がたくさんあるんですが オオニシキソウは無毛です。

別の部分をトリミングしたら 雄しべもっとありました^^

'15.08.31