★見に行けないだろうなあ
北海道には ここにしか見られないすみれがいろいろありますが
そんな憧れともいえるすみれの一つに知床にし
かないシレトコスミレがあります
シレトコスミレ類はこの一種しかないそうです
『日本のスミレのなかには近縁のものがないと
されるシレトコスミレが
なぜここだけに残されたのだろうか。
人知では今のところ確かな 答えは出ないが、神々が大切なものを
そっとしまっておくとしたら、 こんな美しいところではないだろうか.』・・・・
「日本のスミレ」(いがりまさし)より
を読んで いちど見てみたいと思っていたら
なんと 東京大丸のすみれ展で鉢植えで見ることができました
。 思ったよりちいさかったです。鉢植えは全般的に小さくなるんですけど。
自生している場所の雰囲気を出して岩場のようにして
植えてありました。
白くて中心が黄色い花です。
自生してるのはもっと大きいんだろうなあと思ったけど、
やっと 憧れのすみれにであったので満足でした。
シレトコスミレめも(有茎種:シレトコスミレ類)
Viola kitamiana Nakai
名前の通り知床の山の砂礫地に分布。
★叶わぬと思われた夢が実現
逢いに行くことを考えるすみれではないと思っていました。それが なんと 逢ってしまいました!!
植物に詳しい方たちが知床方面へでかけるという話に すみれ友達の仲立ちで参加することができたのです。
滞在中で唯一天気が良いと思われる日に シレトコスミレが居る山へ登りました。
そこまでには 延々と登る山道 岩場 ハイマツ帯 雪渓とつづき 雪渓の途中で 一番近いと思われる自生地ではほとんど終わっているという情報を下山の方から得て、私たちは結構高齢者4人のパーティだったのでそこまで行けても体力的なことや、帰りがおそくなると 羆の心配も多くなるし 行けるんだろうかと不安が。
先にいた1人が あの辺りは無いでしょうかね〜 と言って指したあたりを 友人が見あげて 「あった!!」!!
一株見えます♪ メンバー小躍りして さっそく傍に行って鑑賞し撮影です。ただみんなで一度に行くと周りに影響がありすぎるし 一株だったので 1人づつ登って十分堪能しました。
その近くにももうひと株まだつぼみのがありました。
たくさんある自生地では終わりがけというのに ここはまだ 蕾のほうが多い状態でした。
ということでここで引き返すことになり 今までの疲れが吹き飛んで頑張って下山しました。いろんなアクシデントもありましたがそれは省略。 無事登山口にだどりつき 一安心と幸せが♪
すみれ以外の色々な花もたくさん見ることができ 楽しい北海道でした。同行のみなさまありがとうございました。
花が咲いていた株
'14.07.09 北海道
別の角度から
'14.07.09 北海道
花をアップ
花弁が5枚とも同じような大きさで丸っこくてかわいい感じです。
'14.07.09 北海道
真っ白な花の中心が黄色で 側弁の基部には短い毛があり、紫条があります。
後ろ姿
花柄の小苞葉が濃い深緑色でかわいいワンポイント
距が小さいです
'14.07.09 北海道
最初の出会いの文中の写真では栽培品では 濃い色ではなく黄緑色のようです。
環境に寄るのかもしれません。
蕾
'14.07.09 北海道
葉の厚みが感じられます。
↑上の画像ではの裏が少し見ていますが
高山の砂礫地にいるすみれに共通した
厚くしっかりした葉で鋸歯もはっきりしています。
'14.07.09 北海道
他の株はつぼみだけでした。
'14.07.09 北海道
葉っぱがかわいくて お気に入りになりました^^