イガガヤツリ

Cyperus polystachyos 蚊帳吊
カヤツリグサ科 カヤツリグサ属
高さ10〜40p 1年草
花:7〜10月、小穂が頭状に集まっている、

《名前の由来》 花序が赤褐色の小穂が頭状に集まっているので、栗の毬(いが)のようになっているから
学名:polystachyosは”穂を多く付ける”

《場所》 本州(岩手県以南)〜沖縄:湿地、河川敷、海岸の砂地、畦、草地などの日当たりの良い湿った低地

最初にウンランを見た河口付近の砂地で見つけた
海岸の砂地に多いそうだ
コウキヤガラやヒメクグ、サンカクイなどが近くにあった
イガガヤツリ
'25.08.18

他の植物が無い所で
イガガヤツリ
根がやや這い叢生する
株になっているのがわかる
イガガヤツリ
”葉は幅2〜3o、長さは花茎の2/3長以下”

基部の鞘は淡褐色
イガガヤツリ
'25.08.18

下から見てみた
”苞葉は葉状、4〜6個、花序より長い”
茎の頂部に小穂が密集し苞葉もあつまっている
イガガヤツリ
'25.08.18

花序は小穂が密集して普通頭状。3〜5cmの花序枝を生じることもあるそうだ
花序は栗のイガというくらいに丸くなっていなかった
イガガヤツリ
'25.08.18

多くてもこれぐらい
イガガヤツリ
'25.08.18

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沖縄で見たのは、こんもりと毬栗のような花序だったけど
イガガヤツリ
'22.11.09
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小穂はひらべったく 先がとがっている
イガガヤツリ
'25.08.18

小穂の下の方は もう落ちているのが多かった
右端:横から見ると薄いのがわかる
長さは2pぐらいだったけれどもっと長いのもあった
イガガヤツリ
”小穂:長さ1〜2.5p、線状披針形、扁平、赤褐色を帯びる、小花は15〜40個”

柱がは2岐なのが見える
イガガヤツリ
”鱗片:中助が緑色、側面が茶褐色で光沢がある、鋭頭、長さ約2mm、” 二つに折れていて、中に断面がレンズ形の果実が 稜を中軸に向けて入っているので扁平の小穂になる
小穂の先は尖る
イガガヤツリ
'25.08.18

果実 1oぐらいだった
イガガヤツリ
”果実:狭倒卵形、長さ1o、表面に微細な凹凸、上端はやや切形、熟すと褐色〜黒褐色”
イガガヤツリ
'25.08.18

細かい突起が写っていた。縦にならんでいる
イガガヤツリ
'25.08.18


イガガヤツリ亜属にはイガガヤツリ、カワラスガナアゼガヤツリ などがある
どれも小穂の集まり方や扁平な点が似ているようだ

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