《名前の由来》 全体に小さいのでコケのようなオトギリソウの意味でこの名がある。オトギリソウの由来はオトギリソウのページ参照。
《場所》 北海道〜九州:休耕田、湿地など
庭のつつじの植え込みの陰に小さい花を一つ発見。
最初遠目にはコナスビかなと思ったのですが 近くで見たら全然違いました。どうやら コケオトギリのようです。オトギリソウの仲間なんですね。大きさがずいぶん違います。葉は小さいシロツメクサの葉の小葉一つ分というか ハコベの葉っぱぐらいでしょうか。花はコナスビよりは大きいかも知れませんが 肉眼ではシベがよくわかりません。
茎がかぼそく 倒れ気味なので上から写しました。
オトギリソウ属は黒点があるのが普通ですが、コケオトギリやヒメオトギリ(見たことありませんが)は 黒点がなく 日に透かしてみると明点がみえるそうで オトギリソウ属ではなくヒメオトギリ属(Sarothra)とする考えもあるそうです。ここでは オトギリソウ属としましたが ヒメオトギリ属とする場合は学名はSarothra laxaになります。
花をトリミング
雄しべが開いていませんでした。5〜10本あるそうなですが。オトギリソウのように三つの束になるということはないようです。
一日花なので次の日見てみたら花がありませんでした。ついていたのは一つだけなのでもう花がなく 葉だけでは 他の草に紛れて 見つけるのが大変でした。明点があるか確かめたかったのですが、曇っていたし小さいので良くわかりませんでした。葉っぱをちぎってみればよかったかもしれませんが・・・日が出てる時に探してみようと思います。
野原や休耕田などの湿ったところで見られるそうですが、こんなにか細いのでは 見つけるのが大変です。秋に紅葉するそうなので その頃も見てみたいですが・・・
10月に田んぼで群生にあえました