ミズアオイ

Monochoria korsakowii) 水葵
ミズアオイ科 ミズアオイ属 1年草
高さ20〜40cm
花:9〜10月、青紫色、直径2.5〜3cm、

《名前の由来》 水湿地に生えてカンアオイに葉の形が似ていることから。 古名をナギというそうでコナギはこの事から付いたようです。

《場所》hj 北海道〜九州:水田や沼などの水湿地

沼の近辺のちょっと外れた湿地でコナギのような色の花を見かけました。近寄ってみるとミズアオイです! 大震災の後、土の撹乱でミズアオイの群落が豊北各地で復活しているということなので ここもそうなのかもしれません。
雨が多かった時期で水が多く短い長靴ではそばまでいけなかったので 花はトリミングしています。

ミズアオイ
'16.09.11

↑花がたくさんあるように見えますが 葉っぱだけの群落の中に点々と花が見えました。
もっと密に花があるといいのですが
もう少したってから来てみればいいかも
ミズアオイ
'16.09.11
葉はつやがあります。

これは花の数が多かった株
ミズアオイ
'16.09.11

同属のコナギに比べて花が大きくよく開いていて コナギは葉の下に花がありますが ミズアオイは葉のずっと上に花が出ています。

トリミングしてみると花弁が痛んでいます。
ミズアオイ
'16.09.11

こっちはまだ一つしか咲いていません。
ミズアオイ
'16.09.11
根生葉は葉身が心形で
5〜10cmで葉柄が10〜20cmとのことですが水の中なのでわかりません。

これも花弁が痛んでします。
ミズアオイ
'16.09.11

もっと大きくトリミング
ミズアオイ
'16.09.11
雄しべ6個。

そのうち長い一本は葯が青紫色でつぼみの間に自家受粉し、残りの短い雄しべ5本は黄色で開いてから花粉を出すそうです。(コナギも同じ構造です。)
上の画像では青紫の葯がはっきりわからないので、写っているのがないか探して何とかわかるのをトリミングしてみました。

ミズアオイ
'16.09.11

オモダカが寄りかかっているのがありました。
ミズアオイ
'16.09.11

こちらはすくっと立っています。
痛みもないようですがトリミングしてみるとピントがあわなすぎなのでやめました。
ミズアオイ
'16.09.11
花皮片は6枚で内花皮片3個とそれより少し幅が狭い外花皮片3個が重なっています。

この花の周りの様子です。
オモダカの白い花も見えます。
ミズアオイ
'16.09.11