チャボウシノシッペイ

Eremochloa ophiuroides 別名:ムカデシバ
イネ科 チャボウシノシッペイ属 中国南部・東南アジア原産(芝生用に用いられたものが逸出したらしい)
英名:センチピードグラス Centipede grass
高さ5〜30cm 多年草
花:夏〜秋、枝先に一個の線形の花序、

《名前の由来》 別属だけれどもウシノシッペイの花穂に似ているが、小さいことからか。
別名のムカデシバは小穂の第1包頴の縁に小突起が並んでいるのがムカデの足のように見えるかららしい。ぱっと見はわからなかった。

英名:Centipede grass ムカデ草の意味


《場所》 外来種:湿った林床、湿った空き地、草地など

いしのまきで。
防潮堤へ登る前に群生していたので 自生ではなく芝として植えられたのかもしれない
チャボウシノシッペイ
'24.08.05
花序は総状で 茎の先端に1本のみつく
びっしり生えていて根元を写せない
下部が匍匐茎となりマット状に地面を覆うこと
先端の節から花序が上に向かってのびる
チャボウシノシッペイ
”葉身:長さ3-12cm、幅2〜4mm、急に狭くなって先端が急に小さく尖る”

葉の幅は4oぐらいか
チャボウシノシッペイ
'24.08.05

”先端近くでは葉身のない葉鞘のみの葉が出ることが多い”というのはこれかな

チャボウシノシッペイ
'24.08.05

花序の長さ 5p強ぐらい
チャボウシノシッペイ
'24.08.05
”花序:直立、又はわずかに反りかえる。4〜6cm。しばしば紫色を帯びる”

柱頭と雄しべの葯が出ていた
チャボウシノシッペイ
'24.08.05

”節毎に有柄小穂と、その基部に無柄小穂がある。
無柄の小穂は長さ3.5〜4mm、有柄の小穂は退化して柄のみ残っている。
無柄小穂は2小花からなり、第1小花は雄性で第2小花が両性となっている。”

片側に無柄の小穂の苞穎がならんでいる
雌しべの柱頭と雄しべの葯がでていた
チャボウシノシッペイ
'24.08.05

無柄の小穂の第1包穎の上縁は翼状に広がっている
チャボウシノシッペイ
はずしてみたら、第1包穎の基部付近に曲がった突起が少しあった。これをムカデの脚にみたてたのか?
チャボウシノシッペイ
'24.08.05

”第2苞穎の竜骨は翼状に発達し、ふちに小さな突起が数個ある”
というのがよくわからず 別の画像を拡大してみた
無柄の小穂の裏側の白っぽいのが第2苞穎で真ん中の筋(1)の部分かな
翼状に発達しているかはわからなかった
(2)は有柄の小穂が退化したもの
チャボウシノシッペイ
'24.08.05

反対側には一節ごとに有柄の小穂の柄のみ退化したのが見える
チャボウシノシッペイ
'24.08.05

しべの出ていないのがわかりやすい。外側の披針形のが退化した有柄小穂の柄らしいけど、葉のような形をしているから第1苞穎と一体化してるのか?よくわからない
チャボウシノシッペイ
'24.08.05

小穂の長さ4oぐらいで 柄のみのも4oぐらいだった。1メモリ0.5o
チャボウシノシッペイ
'24.08.05

果実 2oぐらいだった
チャボウシノシッペイ
'24.08.05

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