すみれ想すみれのたより My すみれだより>毎日が菫曜日  

Mainichi ga Kinyohbi♪  HPとすみれの花の事

香り
2012/03/18 (日)       すみれをめぐって| コメント:2
すみれには香りのあるものが結構たくさんありますが

すみれは食べられるので 花を使った紅茶や砂糖漬けなどで香りを楽しんだり
香水や線香、アロマ、など すみれの香りを使ったものがいろいろあります。


すみれの香りの原料となるのがヨーロッパ原産のニオイスミレ(Viola odorata)で、日本には明治30年代に入ってきてそうです。

ニオイスミレは トゥールーズなど南フランスを中心に栽培されています。 
香の原料になっているのは 花ではなく葉だそうです。


花から採れる 精油の量はとても少なく 花1tから30gしかとれないそうで 大変高価なものになるのです。高級ブランド品の香水などに使われるらしいですが。 
葉からの場合は 花よりはたくさん採れますが それでも160tから数十kg しかとれないそうです。その精油と他の香料を組み合わせて ニオイスミレの花の香りが作られるそうな。

高価な香料になってしまうので 今は においの主成分がわかったので合成された香りが主流になっているそうです。

参考ページ 「e船団」月刊「e船団」 「香りと言葉」2006年4月号



日本に自生するすみれにも においの強いものもありますが 大量に栽培して香料にするということはないです。


八重咲きのニオイスミレなどとして 店で売られているものの中に パルマスミレがあります。
ニオイスミレの八重咲きもあるそうですがそれはとても少なく ほとんどはパルマスミレのことのようです。
パルマスミレはニオイスミレと違う種類で 種はできません。

店で撮影したパルマスミレ
パルマスミレ
'12.03.14 埼玉県の店

とても強い香りがします。


他にもいろいろ ニオイスミレには効能があって
ネットサーフィンで

葉を洗面器に4〜5枚入れて 熱湯を注ぎ その蒸気を浴びると スキンケアの効果がある
全草を塩で もんだものを湿布や 腫物の解毒 湿疹などに効果がある
葉と花は気管支ぜんそくなどの呼吸器系の障害に効く
ハナニラの花はニオイスミレの匂いがするそうですよ。

など・・・他にもいろいろありました。

手向草
2012/03/11 (日)       すみれをめぐって
すみれの異名に 手向草 というのがあるそうです。
桜、松など 他にも 手向け草といわれる植物があるようです。

手向け草とは 植物だけではなく神仏などに供えるものをあらわしますが、なぜすみれもそう呼ばれるのでしょうか?
わかりませんでしたが

検索していてヒットページの中から

芭蕉の句で 芭蕉の門下(?)の呂丸への追悼句「当帰よりあはれ(哀れ)は塚の菫草」 という句があり
山形県鶴岡市羽黒町手向にある烏崎稲荷神社に句碑があるそうです。

手向け? これかなと思ったのですが 読み方は とうげ だそうです。

すみれの異名として手向草が挙げられているサイトはいろいろありましたが、いつからとか なぜ とか わかりませんでした。


自サイトの すみれ想>すみれそう>すみれ僧 に ちょっとつながりそうなのがありますが。
ここに引用は やめておきます。


シューベルト作曲 前田純孝作詩 ゆうべの夢(柩の前にて歌へる)中等教育唱歌集
という曲に
ちぎりし春は めぐれども
菫(すみれ)やついに 手向草(たむけぐさ)

という一節がありました。 (参考サイト うたごえサークル「おけら」

すみれの姿 たたずまいが 亡くなった人へ寄り添い祈る様子を思わせるのでしょうか。


きょうの誕生花を 青いすみれ にしているところがありましたので

3.11 に亡くなられた方が仮埋葬された いしのまきのはじっこの山で、 その前の年に撮影したすみれの中からの手向け草

ヒナスミレ
100502026.jpg
'10.05.02 宮城県

コスミレ
100426012.jpg
'10.04.26 宮城県

スミレ曜日
2012/02/02 (木)       すみれをめぐって| コメント:2
ロシアには スミレ曜日 があったことがあるそうだ! と知り 
どんなのかなと 検索してみると・・・

要約/////////
ロシア革命のあと 改暦が何度かあったが 2度目の改暦は、レーニンの死後、1929年10月1日にソビエト連邦暦が新たに採用された。

グレゴリオ暦の1月から12月までをそのまま残した上で、日曜日の休日を廃止することにより宗教の弱体化をはかるために、7日周期は廃止され、5日周期の週を採用。日曜日の休日廃止。

5つの曜日は ☆黄曜日(ジョールティイ・デーニ) ☆桃曜日(バラ曜日、ローザヴィイ・デーニ) ☆赤曜日(クラースヌィイ・デーニ) ☆紫曜日(スミレ曜日、フィアレートヴィイ・デーニ) ☆緑曜日(ゼリョーヌィイ・デーニ)

と色の名がつけられ、国民全員にそれぞれの曜日が割り当てられ、自分の曜日が休日となった。
グレゴリオ暦のままなので 7行のカレンダーだけれども5日周期なのでカレンダーがないと自分の日が分からなくなります。詳しくは上のリンクからご覧ください。

カレンダーは、色刷りで各日の割り当てが明記された。

しかし家族内で休日が異なってしまい、社会生活に支障が出るようになったなどのため、この暦法は大変に不評で

1931年12月1日から、ソビエト政府はスターリンの指示に基づいて週6日制を導入。曜日の名称は「第1日」から「第6日」と単純化され、31日は何曜日でもない一日となった。

ということで スミレ曜日は たった2年でなくなったのでした〜。

それに 採用理由は ただ カレンダーを色分けして 各人の日が分かりやすいようにするため という感じです。まったくすみれは関係ないようです。多分ですが。花じゃなくてすみれ色のことでした。なんとなく残念。

菫紋
2012/01/26 (木)       すみれをめぐって| コメント:0
江戸後期 毛利氏(山口県)が用いた紋で

定紋は 一文字三つ星や抱き沢瀉(おもだか)ですが、他に10種ぐらいの紋が併用されていて その中の一つに菫紋があります。

縁起がいいことがあるとそれに関係した紋を作ったり、天皇や将軍などからの賜りものとしての紋など 増えていったそうです。
いろいろな場面で使い分けていたけれども、菫紋についてはどういう時に使ったのかわからなかったので、あまり重要な場面で使うものではないらしい。
すみれのデザインが 戦いに関係したものや 式典に使われたような感じはしないですが。

分家したりすると 主藩の紋と区別するためにデザインを少し変えて使ったりしたし 一般にも使われるようになると 種類はどんどん増えていき、 原型は約200種ぐらいなのが 現在1万種以上になっているそうです。

 
菫を使った紋は数種あり 毛利氏が使っていたものは毛利菫と言われているものだと思うのですが・・・


リアルさの順に並べてみると

1.増山菫 2.毛利菫 3.抱き菫(2種) 4.一つ菫(2種) 5.菫車 6.三つ葉菫(2種) 7.菫胡蝶(2種)

リアルさ順は主観です^^;

すみれ草(すみれぐさ)
2012/01/24 (火)       すみれをめぐって| コメント:3
すみれ草(すみれぐさ)という書物があるそうです。(Wikipediaより)

サイト名を最初は すみれ草(すみれぐさ)にしようかと考えたこともありますが結局 すみれ想 にしました。
すみれ草 という字を見ると 惹かれます。
ということで 検索してみました。

源氏物語の注釈書で江戸時代・北村久備著
「源氏物語 すみれ草」とか「菫草」などの題名であらわされていることもあるそうで。

序文末尾に
「なつかしみ はるの野すみれ 摘みぬれど つね人からの ものにぞ有りける」
という 和歌が記されていることから
そういう題名がつけられたらしいです。

近くの図書館にはなかった^^;
検索してみると〜さすが 国会図書館にはありました。

他に「源氏菫草」という書物もあるそうですが 上のものとは別物とのこと。

どっちにしても すみれの事を書いた本じゃないので 見ることはないと思います^^;

ほかにも すみれ草 という文字が入った本がいろいろ見つかりました。
以下省略(^^ゞ

なますみれ じゃないことばっかりやってると 頭とお尻がむずむずしてきます。
春はまだかなあ

ということで すみれの写真を〜源氏つながりで ゲンジスミレです。
ゲンジスミレ
'07.04.26 山梨県

ゲンジスミレは 葉の裏が濃い紫色なので 紫式部を連想し さらに源氏物語につなげて つけられた名前です。
なので 葉の裏がわかる画像を探したのですが 去年は時期が悪くて濃い色のがないし もともと葉の裏を撮影しているのがないので 何とか写っている 昔の画像をあっぷ
花はいい状態ではないし 前にも使った画像です。

裏の濃い紫色が葉の周りにまで縁どりしているように見えます。花の時期が終わりごろには薄くなってるような気がするのですが どうでしょうか。

すみれ想すみれのたより My すみれだより>毎日が菫曜日  

カレンダー
07 | 2012/08 |
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
「毎日が菫曜日」について

当ブログ「毎日が菫曜日」はすみれ想内の保存版ですので、コメントはできません。
コメントいただける場合は左最下のメールフォームからお願い致します。
現在のブログは「週刊菫曜日」です。
その他くわしくは「My すみれだより」をご覧ください。

名前別
アオイスミレ  アカネスミレ  アケボノスミレ  アソヒカゲスミレ  アナマスミレ  アリアケスミレ  アルガスミレ  イソスミレ  イブキスミレ  ウスバスミレ  ヴィオラ・パルマータ  ヴィオラ・ラブラドリカ  エイザンスミレ  エゾアオイスミレ  エゾノタチツボスミレ  オオタチツボスミレ  オオバキスミレ  オキナワスミレ  オトメスミレ  キスミレ  キバナノコマノツメ  キリガミネスミレ  クモマスミレ  ケイリュウタチツボスミレ  ゲンジスミレ  コスミレ  コマガタケスミレ  コワシミズスミレ  コンピラスミレ  サクラスミレ  サクラスミレ  シコクスミレ  シハイスミレ  スミレ  シマジリスミレ  シロスミレ  シロバナアケボノスミレ  シロバナオオタチツボスミレ  シロバナサクラスミレ  スミレサイシン  タカオスミレ  タチツボスミレ  タデスミレ  チシオスミレ  ツクシスミレ  トウカイスミレ  ナエバキスミレ  ナガハシスミレ  ナガバノスミレサイシン  ナガバノタチツボスミレ   ニオイタチツボスミレ  ニョイスミレ  ノジスミレ  ヒカゲスミレ  ヒゴスミレ  ヒトツバエゾスミレ  ヒナスミレ  ヒメスミレ  ヒメスミレサイシン  ヒメミヤマスミレ  フイリシハイスミレ  フイリヒナスミレ  フイリフモトスミレ  フジスミレ  フチゲオオバキスミレ  フモトスミレ  マキノスミレ  マルバスミレ  ミドリフジスミレ  ミヤマスミレ  ミヤマナガハシスミレ  ムラカミタチツボスミレ  ヤシュウスミレ  ヤツガタケキスミレ  リュウキュウコスミレ  リュウキュウシロスミレ
管理人へメール

下記フォームへ入力し [ 確 認 ] ボタンを押してください。メールで返信させて頂いてもよろしければ メールアドレスをご記入ください。

お名前(必須):

メールアドレス:

URL:

コメント:

コメントの公開について(必須):
記事のコメント欄にアップ
可  不可(管理人のみ閲覧)